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論文

道端 信貴先生(横須賀市立市民病院)の論文が掲載されました

Paper Information

Stepwise endoscopic management of diospyrobezoar-induced small bowel obstruction using long-cap-assisted suction and balloon catheter

Authors

Nobutaka Doba, Kosuke Shibayama, Shinzo Abe, Daiki Sakuma, Masanobu Someya, Kazuto Komatsu, Shin Maeda

Journal

Endoscopy. 2026 Mar;58(S 01):E325-E326.

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A

Abstract

背景と目的:柿胃石(diospyrobezoar)による小腸閉塞は、しばしば外科的処置が必要となる困難な病態です。本報告では、ロングキャップを用いた吸引とバルーンカテーテルを併用した、低侵襲で段階的な新しい内視鏡的治療アプローチの有用性を提示しました。

方法:回腸の柿胃石による小腸閉塞に対し、内視鏡先端に装着したロングキャップによる強力な吸引保持と、ERCPバルーンカテーテルを用いた固定・破砕操作を組み合わせた「段階的内視鏡管理」を実施しました。

結果・結論:まず新たな腸閉塞を予防するために胃内胃石を内視鏡的に破砕・除去し、続いて回腸胃石をバルーンで移動後に破砕・回収することで、外科的介入を回避して安全かつ効果的に閉塞を解除することに成功しました。本手法は、柿胃石による小腸閉塞に対する低侵襲な治療選択肢となり得ることが示唆されました。

道端先生のコメント

回腸の柿胃石による小腸閉塞に対し,ロングキャップ補助吸引とERCPバルーンカテーテルを組み合わせた段階的内視鏡治療により,手術を回避して治療し得た症例を報告いたしました.まず新たな腸閉塞を予防するために胃内胃石を内視鏡的に破砕・除去し,続いて回腸胃石をバルーンで移動後に破砕・回収いたしました.本手法は,柿胃石による小腸閉塞に対する低侵襲な治療選択肢となり得ると考えております. 本報告が,皆様の日常診療の一助となれば幸いです. 治療をサポートいただいた消化器内科スタッフならびに内視鏡室の皆様に感謝申し上げます. 最後に,日頃よりご指導いただいております前田教授に深く感謝申し上げます。

道端