Paper Information
Development and validation of a novel intestinal ultrasound score for predicting endoscopic activity of ileocecal ulcers in intestinal Behçet's disease
Authors
Katsuki Taniguchi, Reiko Kunisaki, Sho Sato, Serina Haruyama, Kazuki Kurimura, Yoshinori Nakamori, Masafumi Nishio, Kenichiro Toritani, Rongrong Wu, Hideaki Kimura, Toshiaki Ebina, Kazushi Numata, Shin Maeda
Journal
J Gastroenterol. 2026 Jan 6.
A
Abstract
背景と目的:腸管型ベーチェット病(BD)において、内視鏡的な潰瘍の活動性を非侵襲的に評価するための確立された指標は存在しません。本研究の目的は、内視鏡所見と高度に相関する腸管超音波検査(IUS)の指標を特定し、病勢を予測するための新しいIUSスコアを開発・検証することです。
方法:2007年から2019年の間に内視鏡検査とIUSを施行した症例を対象に、後方視的解析により「IUS活動性スコア」を構築しました。その後、2020年から2024年の独立した症例群を用いて、その予測精度を前方視的に検証しました。
結果・結論:開発されたIUSスコアは、前方視的検証においても内視鏡的な活動性を極めて高い精度で予測できることが示されました。本スコアは、侵襲を伴う内視鏡検査を頻回に行うことなく、腸管型ベーチェット病の病勢をリアルタイムかつ簡便にモニタリングするための有用なツールとなり得ることが証明されました。
谷口勝城先生のコメント
2024年に報告させていただいた論文に続き,今回も腸管ベーチェット病に対する腸管超音波検査の有用性を報告いたしました.
今回の研究では2つの超音波所見を組み合わせることで,腸管病変の活動性を非常に高い精度で予測できることを示しました.
本研究成果が,腸管ベーチェット病の患者さんの負担軽減に少しでも寄与できれば幸いです.
本研究はアジアIBD学会であるAOCC2025でIUS Awardを受賞させていただくなど,自分にとっては非常に思い入れのある研究です.
時間はかかりましたが,目標としていたJournal of Gastroenterologyに採択していただき,非常に嬉しく思っております.
本論文の執筆にあたり,ご指導賜りました国崎先生,前田��生,ならびに共著の皆様に深謝申し上げます.
(谷口勝城)